今治 安全安心情報館

出会い系サイトの危険性

 出会い系サイトを利用した結果、
●「親にばらす」と脅され、無理やり売春させられた。
●「いいバイトがある」という募集記事に応募したところ、出張ヘルス従業員として働かされた。
等、強盗・強姦・恐喝・児童買春等の犯罪の被害にあう児童が全国的に増加しています。

 被害の特徴
●出会い系サイトへのアクセス手段の大半が携帯電話を使用
●被害者の大半が女子中・高生

 このような被害にあわないように、実態と危険性についてよく理解し「出会い系サイト」は絶対に利用しないようにしましょう。


〜インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律〜

 平成15年(2003年)6月、「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」が成立し、同年9月13日から(事業者規制は12月1日から)施行されることとなりました。この法律は、インターネット異性紹介事業の利用に起因する児童売春その他の犯罪から児童を保護し、児童の健全育成を図ることを目的としています。
 しかし、平成15年以降いったん減少したものの、依然として児童の犯罪被害は、深刻な状況にあります。そこで、出会い系サイト規制法の改正案が平成20年に出され、5月に成立しました。

規制対象となる「インターネット異性紹介事業」の定義

 異性交際を希望する者の求めに応じて、その異性交際に関する情報をインターネットを利用して誰にでも閲覧できる状態にしてこれに伝達し、かつ、この情報の伝達を受けた異性交際希望者が電子メール等を利用して相互に連絡ができるようにする役目を提供する事業を いいます。
 改正により、事業所は各都道府県の公安委員会への届け出が必要となります。

利用者規制

 法律では、以下の行為を禁止しています。インターネット異性紹介事業を利用して
・児童(18歳未満の者をいう。)を性交等の相手方となるように誘引すること。
・人(児童を除く。)を児童との性交等の相手方となるように誘引すること。
・対償を供与することを示して、児童を異性交際の相手方となるように誘引すること。
・対償を受けることを示して、人を児童との異性交際の相手方となるように誘引すること。

児童の利用防止措置

 インターネット異性紹介事業者は、当該事業について広告又は宣伝をするときは、  児童が利用してはならない旨を明らかにしなければなりません。また、利用者に対しては児童が利用してはならない旨を伝達しなければなりません。

保護者等の責務

 児童の保護者等は、児童によるインターネット異性紹介事業の利用を防止するために必要な措置を講ずるよう努めなければなりません。

違反した場合は、
100万円以下の罰金

出会い系サイトは「見ない」「書き込まない」「絶対に会わない」

中・高生の皆さん

  • 出会い系サイトに関係した事件の被害者の大半が18歳未満の児童でした。また、被害者の大半が女性です。
  • 女子中・高生が自ら書き込んで犯罪に巻き込まれるケースが多く、やりとりするうちに相手のことがわかった気になり「会ってみようかな」と思ってしまうのです。
 出会い系サイトは犯罪の温床です。自分の身を守るため、出会い系サイトを「見ない」「書き込まない」「絶対に会わない」ことがルールです。

保護者の皆さん

  • インターネット・携帯電話の利用ルールを、子供と一緒に考えましょう。
  • 子どもに年相応の金銭感覚を身につけさせましょう。
  • 携帯電話の利用限度額を決め、使いすぎを防止しましょう。
  • 有害情報を子供に見せないための環境を整えましょう。
  • →フィルタリングサービスの利用をおすすめします。

「フィルタリングサービス」(有害サイトアクセス制限サービス)


フィルタリングサービスとは
 一定の基準により、子ども向けの健全なサイトと、出会い系サイトやアダルトサイトなどの有害サイトに分け、子供に見せたくないサイトにはアクセスできないようにする機能です。

●携帯電話の場合

  • 携帯電話各社では、出会い系サイトなどの有害サイトへのアクセスを制限する「フィルタリングサービス」を無料で提供しています。 お子さんに携帯電話を持たせる際の契約時に、「フィルタリングサービス」を設定するようお願いします。
  • ※子どもが契約者である場合は、契約時に「フィルタリングサービス」の申込の有無に関する保護者の意思確認が行われています。

●パソコンの場合

  • 販売されているフィルタリングソフトをパソコンにインストールする方法や、プロバイダが提供しているフィルタリングサービスに加入する方法などがあります。

●フィルタリングには3つの方式があります。

ホワイトリスト方式
子どもにとって安全で有益と思われるサイトにのみアクセス可能で、それ以外のサイトへのアクセスを制限する方式。
ブラックリスト方式
出会い系サイトやアダルトサイトなど、子どもに有害と思われる特定のカテゴリに属するサイトへのアクセスを制限する方式。
利用時間制限
子どもが一人で夜中にインターネットにアクセスすることができないよう、夜間から早朝にかけてすべてのサイトへのアクセスを停止する方式。

など、様々な機能があります。


出会い系サイトには危険がいっぱいです。
これらのことに注意して、インターネットを正しく使いましょう。

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