今回は、いよいよ、しまなみ海道の四国側の玄関口、やきとりの町として有名の今治市からです。
その今治市で、バラを栽培なさっている、阿部 馳夫さんの紹介です。もともとは菊の栽培をしていたとのことですが、もともとみかん山だったことから、土質が水を含むと固まってしまうという性質があったため、水耕栽培を始めるにあたり、バラ栽培に切り替えたとのことです。現在の栽培面積は約18.5アール、現在栽培している種類は、約25種。
バラはとても病害虫の被害を受けやすいので、普通は、ものすごくたくさんの農薬をつかって栽培をするが、阿部さんは、"人も、花も同じ。バラも生きているのだから、農薬をたくさん使ったら、花に元気がなくなってしまう。バラが気持ち良く育つ環境が大切。"ということで、減農薬に取り組んでいます。木酢やフェロモントラップなどを利用することで、現在では、使用する農薬の量は始めた頃の1/3にまで減っています。
また、"常に優しくなごやかな気持ちで接すると、バラは、本当にきれいでやさしい花を咲かせてくれるよ。"と、毎日、バラへのやさしい心配りを忘れない。阿部さんのバラはやさしい感じが伝わってくるので、市場でも特に阿部さんのバラを指定される方もいるとか。
もともと阿部さんの実家は非農家で、阿部さんご自身も、会社勤めをされていたそうです。花の栽培を始めた頃は農業に関する知識がほとんどなかったので、いい先生がいると聞くと全国どこへでもいって勉強し研究を重ねたそうです。いろいろな情報を集めて、いいといわれることは、何でも試してみたけれど、全てうまくいったわけではなく、10試して成功するのは1つか2つ。だいぶん失敗もしたそうです。また、平成3年の台風19号でバラもハウスも全滅したいへんな被害を受けられ、今でも、夜、少し強い風が吹くと、バラはだいじょうぶかと、目が覚めるそうです。
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