今回ご紹介する野間洋さんは、伯方町で今が旬のアスパラガスを露地で生産されています。
畑では、うねのあちこちからアスパラガスがにょきにょきと頭を出しています。“いっぱい生えてますねー。”というと、“今日は、朝収穫したけん少ないくらいよ。”とのこと。“そんなに早く伸びるんですか?”とお伺いしたら、“アスパラガスはだいたい27〜28cmで出荷なんやけど、暖かくなってくると、一日で10cmから15cmくらい伸びるよ。最盛期には、朝晩収穫せんといかんけん、忙しいよー。”とのこと。15cmですか。一日で・・・。アスパラガスは生長力が旺盛で、収穫後もどんどん生長を続けます。朝収穫したものでも、夜には5cmくらい伸びているほどです。収穫後は自分のエネルギーを消費しながら生長するので、美味しさがどんどん減ってしまいます。だから、収穫後すぐに冷蔵庫で予冷するなど鮮度保持のための工夫もされているそうです。
野間さんがアスパラガスの栽培を始められたのは、今から12年前。それまでは八朔を栽培していました。当時は、アスパラガスはハウス栽培でといわれていたのですが、それを、露地でやってみようということで試験的に始められたのだそうです。栽培を始めるにあたっては、いろいろなところに視察研修に出かけられたそうです。そして、10年経った今も、自分なりに研究をしながら栽培をしておられます。“始めた頃は反収1t〜2tあったらええなぁと思いよったけど、続けるうちに、3t、4tとどんどん欲がでてきてねぇ。”と笑っておっしゃっていました。今では、ハウスと同じくらいの収量をあげていらっしゃるそうです。
アスパラガスは、4〜5月に苗を畑に定植したあと1年間は採らないで、次の年の春から収穫が始まります。10年前には“春どり”といって、4〜5月にだけ収穫していたそうですが、今では、“春・夏どり”といって、4月から10月中旬まで収穫が続きます。この、露地アスパラガスの“夏どり”を始めたのも、伯方町近辺では野間さんが初めてなのだそうです。
“アスパラガスは、みかんより反収がいいし、防除がすくないけんええよ。”と野間さん。“年とってきたら、みかん作るんはだんだんこたえてくるようになる。その点、アスパラガスは、作業もだいぶ楽なんよ。平地やし軽いしね。”とのこと。これからも、おいしいアスパラガス作りをどんどん広めてください。 |