今回は、今治市でナスのハウス栽培をされている越智哲夫さんのご紹介です。
越智さんは、今治市の清水地区で筑陽という種類のナスを25aのハウスで栽培されています。ハウスの中に入ると、濃い緑の葉の中に、たくさんの紫色のきれいな花と黒々としたりっぱな実をみることができます。
以前、ナスのトゲが手に刺さって痛い思いをしたことがあったので、“ナスのヘタにはトゲがあるんですよね。収穫の時とか、大変じゃないですか。”と訊ねてみると、“収穫する時は、必ず手袋をしてからせんと、大変よ。このトゲがささったら、なかなか抜けんけんねぇ。でも、いくら手袋しとっても、収穫しよる人は、だいたい1〜2本ささっとるよ。それから、ナスは、ヘタだけじゃなくって、葉っぱの方にもトゲがあるんよ。”葉っぱにも!?知らなかった私は、驚いて葉の方を見てみました。すると、葉の表面にも、見るからに痛そうなトゲトゲがあるではありませんか・・・。こんなトゲだらけの中で収穫するのは大変だろうなぁと改めて感じました。
ナスの栽培で特に難しいのは、植え付け当初の温度管理と病害虫防除で、他の野菜や果物と同様、ナスにもいろいろな病害虫が寄ってきます。ですが、越智さんは、“新鮮さと安全性が問われる時代だから・・・。”と、できるだけ農薬を使わない病害虫対策を工夫されています。また、肥料にもこだわり、化学肥料はできるけおさえて栽培し、元肥は有機肥料だけを使っているそうです。
このように、こだわりをもってナスを栽培されている越智さんですが、その他にも、出来るだけ早く消費者に好まれる品物を出荷できるようにと、普通は2月から7月に収穫・出荷するナスを、今年は、試験的にひと月早めてみるなど、栽培研究もおこたりません。
これから夏に向かってハウスの中での作業はとても大変ですが、体に気をつけて、おいしいナスを作ってください。 |