第19回 2001年2月版
わしが作っとるんじゃ 今回のわし!
せとか栽培
越智哲也さん

写真 写真  "せとか"という名の柑橘、ご存知ですか?
 農林登録されたのが平成10年という新品種で、(清見×アンコール)にマーコットを交配してできた、それはそれはおいしい果実なのだそうです。それを上浦町で栽培されている方がいると聞き、さっそくお伺いしました。

写真 写真  越智さんのお宅は代々みかん農家で、現在も180アールほどの園地で、いろいろな種類の柑橘を栽培されています。
 新品種、それも登録が平成10年となると、その特性や栽培方法についてもまだまだ解っていない点があると思うのですが、それでも“せとか”を栽培してみようと思ったきっかけは?「農家を継いだ頃は、みかんの相場もよかったんよ…。でも、今はもう、普通のみかんを作っていただけでは採算があわんようになってきた。みかん農家として生き残っていくためには、常にチャレンジ。新品種もいいのが出たと聞いたら作ってみる。実際にやってみんことには、何もわからんし、何も変わらんけんねぇ。」

写真 写真  "せとか"の他にどんなものを栽培しているのか訊ねてみると、「デコポン、清見、八朔、せとか、あまか、サザンイエロー、ポンカンも作りよるよ。」と出てくる出てくる…。このように探求心旺盛な越智さんは、県の研究会にも在籍していて、年に1回は各地に研修に行かれているのだとか。「韓国にも行ってきた。今の韓国はすごいよ。みかんだけじゃない、はるみもデコポンも栽培されとった。同じような気候やけん、この辺りでできるものは、何でも同じようにできるんよ。」とのこと。そんな状況の中で差別化をはかるためには?「やっぱり、ハウス栽培にしたりタイベックを敷いたりして、いかに高品質のものを作るかやね。」

 そのための努力は惜しまない越智さんですが、今後は、「とりあえずは、今年初めて実がついた“せとか”を、来年どうやっていいものにしていくか。それがとても楽しみです。」
 みかん作りには、育てる楽しみがあるとおっしゃる越智さん。これからも、私たち消費者がとりこになるようなおいしい柑橘を作ってください。


写真説明(上から)----------------------
●ハウスの全景です。(右)
●ハウス内の畑の様子です。(左)
●収穫前の"せとか"の木です。(右)
●"せとか"が重そうにたくさんなっています。(左)
●艶のある赤みがかった実。(右)
●ミカンよりも大きいサイズです。
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2001年1月号はこちらからどうぞ


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