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大葉(シソ)は、メインの素材として料理されることはあまりありませんが、いろいろな料理のアレンジに使われ、毎日のように食卓に登場してその香りや鮮やかさで料理を彩る食材です。ですが数年前までは、愛媛県の市場では高知県や愛知県産の大葉が流通していました。県内産のものを扱いたいという市場からの働きかけと、大量には要らないけれど、毎日少しずつ周年必要とされるところに魅力を感じて、岡田さんは4、5年前から大葉の栽培を始められたそうです。
以前は営農指導員をされていた岡田さんですが、大葉栽培に関しての知識はほとんどなく、栽培を始めた当初は、市場の方から指導を受けながら技術を身につけていきました。また、イチゴや花卉から大葉の栽培に切り替えた年はO157が大発生した年で、全くといっていいほど売れなかったのだそうです。ですが2年めからは少しずつ軌道にのり、10aだった栽培面積も30aを超えるほどになりました。
ハウスの中に入ってみると、あの大葉の独特の香りが一面に漂っていました。その中で、たくさんの方たちが腰にバケツを下げて収穫作業をされています。よく見ると、バケツのほかにナイロンの袋も付けていて、その中にも収穫された葉が入っています。「整品と、まっすぐ育ってなかったり、痛んだりしとる葉を採りわけるんよ。」と教えてくださいました。その間も、すばやい手つきで、でも一枚一枚丁寧に収穫していきます。大葉は、料理に添えられることが多いので、少しでも痛んでいたり見栄えが悪かったりすると商品にならないため、徹底した品質管理を行っているそうです。「やはり、病害虫にも気を使いますか?」と訪ねてみると、「直接口に入れるものやけん、農薬はなるべく使わんように、アルコールや微生物を使って病害虫を駆除するようにしよるんよ。」なるほど、いくらきれいでも農薬がたくさんかかった大葉は、怖くて食べられません。「夏になったらねぇ、バッタがいっぱい寄って来るんよ。葉っぱかじられんように、見つけたら追いかけてでも駆除するんよ。」とのこと。バッタを追いかけているところ・・・想像して少し笑ってしまいました。
他にも、いいものを栽培するための工夫がたくさんあります。生育をよくするために温水で栽培したり、ハウス内は自動で温度管理したり…。デリケートな葉なので、直接冷たい風が当たらないようにハウス内の空気循環をする方法もとっているそうです。
大葉は、アトピー性皮膚炎や花粉症に効果があるそうです。今年は特に花粉の飛散量がすごいのだとか。毎日の食卓に“大葉”、取りいれてみてはいかがでしょうか。
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