渡辺さんは、今治市でトマト・キュウリ・ナスなどを栽培されています。その中でも、今回はトマト栽培について取材させていただきました。
「トマト作りは難しいんよー。キュウリもナスも作るけど、何といってもトマトが一番難しいねぇ。」と渡辺さん。実は私もトマト作りに挑戦したことがあるのですが、実はたくさんついても、形がいびつだったり、病気になって腐ったりして、ほとんど収穫できませんでした。トマトは、花の時点で実の出来具合が決まるそうで、いい花をつけないと、実に穴が空いたり形が歪んだりするのだそうです。穴が空くのは害虫のせいだと思っていた私は、とても驚きました。さらには、「本葉3枚で一番初めの実の善し悪しが決まるんよ。」とのこと。私のトマト作りが失敗に終わったのは、病害虫のせいではなく、いい花をつけることができなかったからなのですね・・・。
「トマト作りは子育てみたいなもの」と渡辺さんはおっしゃいます。日照時間の少ない間は、全体にバランスよく日が当たるように実の向きを変えてやったり、邪魔になる葉を除けてやったり・・・。おいしいトマトを作るための水と温度の管理も欠かせません。与える水分量で、糖度が全然違ってくるし、日中と夜間の温度差がある方が実のしまったおいしいトマトができるのだそうです。
また、渡辺さんは、土作りにもこだわっています。「おいしいトマトを作るには、まず土作りから・・・」だそうで、麦わら・米糠等で作った堆肥を使って根を丈夫に育てるための土作りをされています。堆肥を作るのは面倒だけど、この堆肥を使って作ったトマトは甘くておいしいから、やっぱり堆肥作りは欠かせないのだとか。
子育てのように難しいトマト作りですが、それでも辞められないのは・・・「あの真っ赤に色づいた実を収穫する楽しみかなぁ。キュウリやナスにはない魅力がある気がする。」とのこと。取材を終えて帰る時、「うちの自慢のトマト食べてみて!」と赤く色づいたトマトを持たせてくださいました。いただいたトマトは、甘くて肉厚で、本当に美味しかったです。 |