第25回 2001年9月版
わしが作っとるんじゃ 今回のわし!
梨栽培
瀬野 良平さん
わし顔写真

写真 写真  以前は造船所に勤めていたという瀬野さん。梨作りを始められたのは、定年になってからのこと。幸水・豊水・新高といった品種の梨を奥さんと一緒に栽培されています。「私は、船を作る職人やけん。造船はプロやけど、梨作りはまだまだ素人なんよ。」と笑いながらも、梨作りについていろいろお話してくださいました。

写真 写真  「私ら生産者は、消費者のみなさんがおいしいと言ってくれるものを作らんといかんと思うんよ。梨の気持ちになって、梨の声を聞きながらおいしい梨を作る。大変やけど、梨を食べてくれた人がおいしいって言ってくれたら、うれしくて、よりおいしいものをと思うねぇ。」今年は特に暑い日が続いたので、作業も大変だったそうです。「しんどいけん樹の数を減らそうって言っても、絶対にうんって言わんのよ。」と奥さん。「本当に梨作りが好きなんよねぇ。」ご夫婦そろって梨作りにとても熱心で、お話を聞いている間も営農指導員の人にいろいろと梨作りについて相談されており、梨作りに対する熱意がひしひしと伝わってきます。

写真  そんな瀬野さんですが、以前大きな病気をされたことがありました。「その時は、本当に大変やった。けど、たくさんの人が助けてくれてねぇ。元気になった今でも、いろいろと手助けしてくれるんよ。今もこうして梨作りができるんは、その人たちのおかげよ。」と感謝の気持ちも忘れません。「夕方は日が落ちるけど、早朝は作業しよったらだんだん日が昇ってきて明るくなるけん、気持ちがええんよ。梨の様子をみながら園内を歩きよったら、健康にもええしね。」と毎朝、早朝から梨園へ足を運びます。「この人は、梨作りが生きがいなんよ。瀬野さんが元気なのは梨のおかげやねぇってよくいわれるんよ。」と奥さんも笑っておっしゃいます。

 農業の後継者不足、高齢化が進む昨今、波方町も例外ではなく、梨の生産者の平均年齢は60歳を超えているそうです。それでも、「消費者のみなさんに、おいしい梨を」と今日も梨作りに精を出す瀬野さんご夫婦。これからも、私たちに甘くておいしい、とびっきりの梨を届けてください。


写真説明(上から)
●夫婦で梨栽培に取り組まれています。(右)
●梨畑の様子です。(左)
●梨の木の様子です。(左)
●包みの中には大きな実がなっています。(右)
●実は一つ一つ丁寧に包まれています。
区切り線
2001年8月号はこちらからどうぞ


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